「なんとなく体がだるい」
「検査では異常がないのに調子が悪い」
「歳のせいかな?と思うけど、放っておくのも不安…」
そんなお悩み、ありませんか?
西洋医学では説明しきれない「なんとなく不調」にも、
東洋医学(とうよういがく)ではちゃんと“考え方”があります。
そのカギとなるのが、私たちの体の中をめぐって、元気に保ってくれているものを
「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つのはたらきで考えます。
それぞれがバランスよく働いて、全身にエネルギーや栄養を届けたり、体をうるおしたり、いらないものを出したりしてくれているんです。
今までの投稿にもたくさん気・血・水(き・けつ・すい)の話は登場してきていたのですが
今回は、はじめての方にもわかりやすく、少し掘り下げて
この3つがどんな働きをしているのかをご紹介します!
◆ 気・血・水ってなに?
東洋医学では、体の中を流れるものを「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つにわけて考えます。
これらは、いわば体を動かす**“見えないチーム”**のようなもの。
- 気(き)は、体を動かすエネルギー担当
- 血(けつ)は、栄養と心の安定を運ぶサポーター
- 水(すい)は、うるおいと冷却・デトックス係
この3人がうまく連携して働いてくれることで、私たちの体はスムーズに機能しています。
でも、どれかが足りなかったり、流れが悪くなると――
疲れやすい・むくむ・肌が荒れる・眠れへん…など、いろんな不調が顔を出してくるのです。
◎ 気(き)= 目に見えない“エネルギー”
気とは、体を動かしたり守ったりする「エネルギー」みたいな感じでイメージしてもらえたらと思います。
- 食べたものを消化する力
- 免疫力
- 感情を調整するはたらき
- 血や水を運ぶポンプのような役割
…など、生きていくための原動力になります。
気が足りないと → 疲れやすい、やる気が出ない、風邪をひきやすい
気が滞ると → イライラ、張る、呼吸が浅い、ため息が増える
◎ 血(けつ)= 全身を潤し、栄養する“命のめぐり”
血は、全身に栄養や酸素を運び、体をしっとりと潤してくれる役割を持っています。
東洋医学では、血は「こころ」も養うと考えられていて、
不眠や不安感、落ち込みなどとも関わってくるんです。
皆さんは血(けつ)足りてますか?
血が足りないと → 立ちくらみ、冷え、肌のカサつき、集中力低下
血が滞ると → 肩こり、頭痛、生理痛、シミ、くすみ
◎ 水(すい)= 体を潤す“サラサラの水分”
水とは、リンパ液や体液、尿、汗など、血以外の「体の中の水分」のこと。
- 関節の動きをなめらかに
- 老廃物を排出
- 熱を冷ます
などの体内バランスを整える働きをしています。
水が足りないと → 乾燥、のどの渇き、便秘、カサカサ肌
水が滞ると → むくみ、めまい、頭が重い、下痢、鼻水
◆ 気・血・水は、チームで動いている
この3つは、それぞれ別のものだけど、
お互いを助け合いながらバランスを取っています。
たとえば:
- 気は、血や水を動かすポンプの役割
- 血は、気に栄養を与える
- 水は、血や気が熱くなりすぎないように冷ます
どれかが不足したり、滞ったりすると、
他の2つにも影響が出て、さまざまな不調となって現れてくるのです。
◆ 陰陽堂では「気・血・水」のバランスを見ながら整えます
東洋医学では、症状だけを見るのではなく、
「その不調の背景にある気・血・水の乱れ」を見つけて整えていくことを大切にします。
陰陽堂では、はり治療や運動療法(ピラティス)を通して、
めぐりを整え、体質改善を目指すサポートをしています。
「どこに行ってもなんとなく改善しない」
「なんとなく不調が続いている」
という方こそ、ぜひ一度ご相談ください☺️
◆ まとめ:「気・血・水」を整えることが、体を整えること
「元気」は「気が元に戻ること」
「病気」は「気が病むこと」
東洋医学では、言葉の中にも「気・血・水」の考え方が根づいています。
体がちょっとおかしいな…と思ったら、
それは「気・血・水」がバランスを崩しているサインかもしれません。
自分の“今の状態”をやさしく見つめること。
それが、不調改善の第一歩になります。
カラダの不調でお悩みの方は陰陽堂へ。
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
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