【「肺(はい)」って何をしてる臓腑?】
東洋医学でいう「肺(はい)」は、西洋医学での「肺」とはちょっと違って、ただ呼吸をするだけじゃないんですよね!
東洋医学では「全身に気(き)をめぐらせ、体を外敵から守る力を発揮する」大事な場所と考えます!
具体的には─
- 呼吸を通じて「気(き)」を取り込み、全身に届ける
- 水分の流れをコントロールして、余分な湿(しつ)を外へ出す
- 鼻や皮膚を守り、外からの邪気(風邪など)をブロックする
イメージとしては 「空気清浄機+体を守るセキュリティ部門」。
肺が元気に働いていると、呼吸が深く免疫も安定し、風邪や不調に負けにくい体になります。
【肺(はい)が元気なとき】
- 呼吸が深く、声にハリがある
- 肌や髪に潤いがある
- 風邪をひきにくい
- 集中力が持続する
肺が元気だと、体内の気がめぐり、外からの刺激にも強い体をつくれます!
【肺(はい)が弱っていると…】
乾燥・ストレス・過労・夜更かしなどで肺が弱ると
- 咳が出やすい、息切れしやすい
- 鼻水や鼻づまりが続く
- 肌の乾燥、潤い不足
- 風邪をひきやすい
- 気分が落ち込みやすい
東洋医学ではこれを「肺気虚(はいききょ)」や「肺陰虚(はいいんきょ)」と呼びます。
気がめぐらず、守る力も下がっているから、不調が出やすくなるんですね。
【おうちでできる、セルフケアのヒント】
- ゆっくり深呼吸して「肺気(はいき)」を養う
- 大根・れんこん・梨・白ごまなど「白い食材」を取り入れる
- 加湿器などで乾燥から守る
- 夜はしっかり睡眠をとって免疫力を高める
- 胸を開くストレッチや体操で呼吸を深める
肺は秋に影響を受けやすい臓腑。特に乾燥の季節には、潤いを意識してケアしましょう。
【陰陽堂では】
陰陽堂では、はり治療で肺(はい)の「気」の流れを整え、呼吸の浅さや免疫力の低下をケアしています。
また、ピラティスで胸郭を広げて呼吸を深め、体の内側から肺の働きをサポートすることも行っています。
【まとめ】
肺(はい)は「呼吸」と「免疫」をつかさどる大切な臓腑。
弱ると呼吸の浅さや風邪、乾燥トラブルなどが起きやすくなります。
でも、日々の深呼吸や食養生で、肺はしっかり応えてくれます。
“めぐりと守り”を整えて、毎日を軽やかに過ごしていきましょう🌿
まずは呼吸の状態をチェックしてみましょう!息が吐きやすい・吐きにくい息が吸いやすい・吸いにくいを自覚的にとらえるだけでもOK!
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
〒518-0718 三重県名張市東町1882-1エリートハイツ伊賀1F
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