【「脾(ひ)」って何をしてる臓腑?】
東洋医学でいう「脾(ひ)」は、西洋医学での「脾臓(ひぞう)」とはちょっと違うんですよね。
実際には「胃腸の消化吸収の働き」を含めた、体のエネルギー源をつくる大事な場所と考えます!
具体的には
- 食べ物や飲み物を消化・吸収し、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」をつくる
- 体の中の水分のバランスを調整する
- 体を支える力(内臓を支える力)を担う(体幹の働きみたいなイメージでもいいかも!)
「脾(ひ)は“配送センター」みたいなイメージをもってもらうとわかりやすいかな!
食べ物から作ったエネルギーや栄養を、血(けつ)や水(すい)の形にして全身に届ける配送センター。滞りなく働いていると体は軽く元気。でも滞ると、むくみやだるさの原因になります。
【脾(ひ)が元気なとき】
- 食欲が安定している
- 疲れにくく、体が軽い
- 顔色が明るく、むくみがない
- 集中力が保てる
消化の力!みたいに思ってもらうのがわかりやすいですよね。
脾が元気だと上手に消化・吸収ができて体の中にしっかり力を蓄えられます!
【脾(ひ)が弱っていると…】
暴飲暴食・冷たい物や甘い物の摂りすぎ、過労や睡眠不足などで脾が弱ると
- 食欲が不安定、食べても疲れが取れない
- 胃の張り、軟便や下痢になりやすい
- 顔や足がむくみやすい
- 倦怠感や集中力の低下
- 貧血傾向や肌のたるみ
東洋医学ではこれを「脾気虚(ひききょ)」や「脾虚湿盛(ひきょしつじょう)」などと呼びます。
要するに、先ほども書いたように脾(ひ)が弱ると“配送センター”が止まったようなもの。
エネルギーが作れず、余分な水分が溜まり、全身に栄養が行き届かないから、むくみやだるさ・疲労感が出てしまうんですね。
【おうちでできる、セルフケアのヒント】
- お腹が空いたら食べる・空いてないなら食べない
- 白湯や温かいスープで胃腸を守る
- 甘い物・冷たい物は控えめに
- 軽い運動で血流を促す
- よく噛んで食べる
脾は湿気や冷えに弱い臓腑。特に梅雨や夏の冷房時期は、体を冷やしすぎない工夫が大切です。
【陰陽堂では】
陰陽堂では、はり治療で脾(ひ)の働きを整え、胃腸の疲れやむくみ、エネルギー不足にアプローチしています。
また、食養生や日常生活のアドバイスも組み合わせ、消化吸収の力を取り戻すサポートを行っています。
ピラティスも脾の働きをアップさせるのにすごくオススメです。
【まとめ】
脾(ひ)は「食べたものを力に変える」臓腑。
弱ると疲れやすく、むくみや消化不良、気力の低下にもつながりますよ。
日々の食事や生活習慣を少し見直すだけでも、脾はしっかり応えてくれます。体の内側から整えて、“エネルギーが湧き出る毎日”を取り戻しましょう!!
カラダの不調でお悩みの方は陰陽堂へ。
「食欲が安定しない」「体が重だるい」「むくみや疲れが抜けない」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
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