「眠りたいのに眠れない夜」──東洋医学が教えてくれた“本当の原因”

「布団に入っても、ぜんぜん寝られへん」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝起きても疲れが取れていない感じがする」

眠れない夜が続くと、それだけで日中のパフォーマンスも落ちてしまいますよね。
実際、陰陽堂にも「不眠」のお悩みで来られる方はほんとに多いです。

今回は、東洋医学の視点から不眠を考えます。
そして、その背景にある“カラダのサイン”に気づくヒントをお届けできればと思っております!


◆ 東洋医学では「眠れない」=体のサイン

西洋医学では「不眠」は脳や自律神経の問題として捉えられがちですが、
東洋医学では、「眠れない」こと自体が、カラダやココロの巡りの乱れとして現れていると考えます。

「夜に寝る」ことは、人間にとっては自然なこと。
それができないとき、“内側のバランス”がうまく整っていないサインかもしれません。


🌿 不眠につながりやすい体の状態(代表例)

① 氣(き)が足りない状態(氣虚)

  • 疲れているのに眠れない
  • 眠ってもぐっすり感がなく、夢ばかり見ている
  • 少しの物音で目が覚める

これは、エネルギー不足のサイン。
体も心も休みたがっているのに、「休ませる力」そのものが足りていない状態です。
しっかり寝たはずなのに、朝からしんどい…そんな方はこのタイプが多い印象ですね。


② 熱がこもっている状態(陰虚・熱)

  • 頭が冴えて眠れない、考え事が止まらない
  • 眠りが浅く、寝汗をかく
  • イライラしたり、のぼせる感じがある

これは、体にこもった“熱”が抜けきらない状態です。
東洋医学では、夜は「陰(いん)」の時間=静かに休む時間とされますが、
体の中に熱が残っていると、うまく“陰(いん)”に切り替わらず眠れなくなってしまいます。


③ 氣の巡りが悪い状態(氣滞)

  • 寝る直前まで頭が働いていて、緊張が抜けない
  • 寝る前にため息が多い、胸がつかえるような感じ
  • ストレスや不安で寝つけない

ストレスや心配ごとがたまって、氣の流れが“つっかえて”いる状態
眠ろうとしても、考えがぐるぐるしたり、胸のあたりが詰まったように感じて眠れない…そんな夜に心当たりはありませんか?


◆ 陰陽堂では「眠れない理由」から一緒に見つけていきます

眠れない=寝る前の問題、ではありません。

  • 日中の使いすぎた氣
  • 胃腸の疲れや体の冷え
  • 頭や胸のつかえ感、気持ちのモヤモヤ
  • 呼吸の浅さや姿勢のクセ

こういった「ふだんの状態」が積み重なって、不眠として現れていることがとても多いんです。

陰陽堂では、はり治療やピラティスを通じて、
カラダの内側の巡りを整え、“眠る力”を育てるお手伝いをしています。


◆ まとめ:眠れないのは、がんばりすぎのサインかも

不眠は、体からの「ちょっと休ませてー」のサインかもしれません。

「ちゃんと眠れていますか?」
その問いかけは、自分を見つめなおす大事なきっかけになります。

眠れることを、あたりまえに。
自然に眠れる体と心を、東洋医学の知恵で整えていきましょう🌙

寝よう寝ようと思うと余計に眠れなくなってしまうあなたへ

そんな時はとことん寝ないという選択もひとつあるかもしれませんね。乱暴な方法に聞こえるかもしれませ
んが眠くなったら眠るぐらいのこころもちの方がかえって緊張も抜けやすいんじゃないかと思います。
睡眠のことについても気楽に相談してくださいね。

📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
〒518-0718 三重県名張市東町1882-1エリートハイツ伊賀1F
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名張市・伊賀市・津市・宇陀市など三重県内・外から多くの方が来院されています。