【手足が冷えるのはなんでやろ?東洋医学から読み解く“冷え”の正体】
「そんなに寒くないのに、足先がキンキンに冷える…」
「手が冷たすぎて、自分でもびっくりする」
「冬だけじゃなく、年中冷えてる気がする」
そんな“手足の冷え”に悩まされていませんか?
実はこれ、体質だから仕方ない…ではなく、体からのSOSサインかもしれません。
東洋医学では、冷えも立派な“未病”のひとつとして考えられています。
今回は「なぜ冷えるのか?」をやさしく解説しながら、
今日から始められるセルフケアや、冷え対策についてご紹介します。
◆ 東洋医学での「冷え」は“巡り”の問題
東洋医学では、体の冷えは「陽気(ようき)」の不足や、
「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りの滞りによって起こるとされています。
特に手足の冷えは、「体の中心には熱があるのに、手や足先に熱が届いていない状態」。
つまり、温める力はあるけれど、それを運ぶ“気(き)”や“血(けつ)”が巡っていないのです。
血流が悪い、胃腸が弱っている、ストレスが多い、過度なダイエットをしている…
これらが“冷え体質”を作り出す要因になることも。
ダイエットされている方ですごく冷えを訴えられる方に僕はよく出会いますね。
◆ あてはまりますか?冷え体質セルフチェック
こんな症状、思い当たりませんか?
- 夏でも足先が冷える
- 下半身は冷えるのに、上半身はのぼせる
- 生理痛や月経トラブルがある
- お腹がゆるくなりやすい
- 手足が冷えて眠れない
- 寒いところに長くいると体調を崩す
当てはまる数が多いほど、“冷え”が根本にある可能性が高いです。
夏でも足がキンキンに冷える方はクーラーとかも苦手やったりしませんか?
◆ 東洋医学的・冷えのタイプ別とセルフケア
冷えにもいくつかのタイプがあります。
自分に近いものを参考に、ケアのヒントを見つけてみてください。
① 陽虚(ようきょ)タイプ:体を温める力が弱い
- 胃腸が弱く、風邪をひきやすい
- 全身が冷えやすく、朝がつらい
- 下痢しやすい
おすすめケア:
・温かい食事をとる
・生姜・ねぎ・にんにくなど温め食材を活用
・冷たいものを控える
② 気滞(きたい)タイプ:ストレスで巡りが滞る
- 冷えてるのに顔がほてる
- 気分の波が激しい
- 胸やお腹が張りやすい
おすすめケア:
・香りのよいもの(柑橘類・ラベンダーなど)でリラックス
・軽い運動やストレッチ
・湯船につかる時間を増やす
③ 瘀血(おけつ)タイプ:血の巡りが悪く冷える
- 足先が紫っぽい
- 肩こり・頭痛がある
- 生理痛が強い
おすすめケア:
・黒豆・なつめ など“巡らせる”食材をとる
・ストレッチやピラティス・ヨガで体を柔らかく
・冷えた場所に長時間いないよう意識する
◆ 「冷え=不調のもと」しっかり整えることが大事
放っておくと、肩こり・生理痛・不眠・慢性疲労…といった
“なんとなく不調”につながっていく可能性も。
「冷えてるのが当たり前になってる」
そんな方こそ、今が体質を見直すチャンスかもしれません。
まず何でもいいので今できることから始めてみませんか?
◆ 陰陽堂では“冷え体質”に合わせた施術をご提案します
陰陽堂では、冷えといっても「なぜ冷えているのか?」を見極めたうえで、
お一人おひとりに合わせた施術を行っています。
はり治療で体の深部を温めるだけでなく、
内臓の働きを整えたり、ピラティスで“めぐる体”を育てたり──
冷えに強い体づくりをサポートしています。
「靴下を重ねても冷える」
「むしろ暑がりなのに足だけ冷たい」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください☺️
◆ まとめ:冷えは“体の声”。無視せず、やさしく整えよう
冷えは「がんばりすぎてる体」からの、静かなサイン。
いつもの生活をほんの少し見直すだけで、
体の内側からポカポカしてくる感覚が戻ってきます。
東洋医学の知恵と、あなたの毎日に寄り添ったケアで、
“冷え知らず”の体をいっしょに育てていきましょう。
お風呂に入ってもすぐ冷えてしまうと感じる方へ。
はり治療や整体に加え、名張市で唯一、ピラティスを活用した運動療法を取り入れているのが陰陽堂の特長です。施術と運動の両面から、不調の冷えの根本改善をめざします。
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
〒518-0718 三重県名張市東町1882-1エリートハイツ伊賀1F
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名張市・伊賀市・津市・宇陀市など三重県内・外から多くの方が来院されています。