【その花粉症、どこから来てる?東洋医学でみる“春の不調”】
「春になると、目がかゆい…鼻がムズムズ…」
「薬を飲んでもスッキリしない」
「毎年めっちゃつらいけど、もう付き合うしかないんかな?」
そんな花粉症。
東洋医学では「ただのアレルギー症状」とは見ません!
その人の体質や、感情・食べ物を消化する力など、全身の状態をみながら原因を探っていくのが東洋医学の特徴です。
今回は、東洋医学の視点から、花粉症の原因タイプとセルフケアのヒントをお届けできたらなぁと思います。
◆ 東洋医学では花粉症をどう考えるの?
東洋医学では、花粉症を風邪(ふうじゃ)の一種ととらえるんです、
外から入ってくる風や花粉に、本来なら守ってくれる体のバリア機能(免疫や巡り)が弱まっているため、過剰に反応してしまっている状態と考えます。
花粉自体が悪者なのではなく、
「なぜそれに反応してしまってるんか?」という、たとえるなら、同じ量の花粉を吸っても“元気なとき”はなんともないのに、“疲れていたり体が弱っているとき”にだけ発症することがありますよね。
東洋医学では、この“花粉を受け止める体の状態”=内側のバランスに注目して、根本から整えていきます。
体質の弱り、臓腑(ぞうふ)の機能低下、気(き)や血(けつ)の巡りの悪さ…
原因は人によってさまざまです。
だから!同じ症状やったとしても、アプローチ方法が違ったりするんですね!
◆ 花粉症に現れやすい東洋医学的4つのタイプ
① 肝(かん)の気がうまく流れないタイプ(肝気鬱結〈かんきうっけつ〉)
- 春になるとイライラしやすい、ため息が多い
- 寝つきが悪い、感情が不安定
- 目のかゆみ、充血、涙が出る
春は肝(かん)の季節。
肝の働きが乱れると、気(き)の巡りが頭に集中し、目や鼻にトラブルが起きやすくなります。
ポイント:深呼吸・伸び・散歩などで気の巡りを整えてあげましょう。
※さらにゴルフボールとかで足の裏ゴロゴロしてもいいかもしれませんね!
② 胃腸(いちょう)が弱って湿(しつ)がたまるタイプ(湿熱内盛〈しつねつないせい〉)
- お腹が張る、食欲がない、下痢やむくみがある
- 鼻水がダラダラ、鼻づまりがつらい
- 体がだるい、足が重い
暴飲暴食や甘いもの、冷たい物のとりすぎで脾(ひ)が弱ると、
水(すい)の代謝がうまくいかず、余分な水がたまり鼻水やむくみに。
ポイント:温かくてあっさりした食事、はとむぎや生姜(しょうが)で“水はけ”をよくしましょう。
※僕のオススメははとむぎですね!ご飯と一緒に炊いてもいけますしね!
③ 心(しん)と腎(じん)のバランスが乱れているタイプ(心腎不交〈しんじんふこう〉)
- 不眠・動悸・ほてり・顔の赤み
- 鼻水がサラサラ出る、頭がぼーっとする
- 腰や膝がだるい、疲れが取れにくい
心(しん)(精神)と腎(じん)(エネルギーの源)がかみ合わず、
熱と冷えのバランスが崩れて水(すい)の代謝が落ちることで、鼻や顔に症状が出やすくなります。
ポイント:夜は早めに休み、体を冷やさないように。特に腰まわりを温めましょう。
※これは他の内容の所でも多々でてくるかもしれません。まずは早く寝る!を意識しましょう。
④ 肺(はい)に熱がこもっているタイプ(肺熱犯衛〈はいねつはんえい〉)
- 黄色い鼻水、のどの痛み、咳が出る
- 鼻づまり、軽い悪寒、熱っぽさがある
花粉の影響だけでなく、室内の暖房や春の気温上昇で“熱”が肺(はい)にたまると、
呼吸器系に負担がかかり、風邪のような症状が出やすくなります。
ポイント:辛いもの・揚げ物など“熱を助ける食事”を控え、睡眠と水分をしっかりと。
◆ 花粉症の背景には「生活のクセ」もある?
花粉症の症状だけに注目するのではなく、
体質・食生活・感情・生活習慣など、全体から“なぜ症状が出ているか”を探るのが東洋医学の特徴です。
同じ「花粉症」でも、
- 甘いものがやめられない人
- ストレスがたまりやすい人
- 寝不足や疲れが慢性的な人
では、原因もアプローチも変わってくるんですよね。
◆ 陰陽堂(いんようどう)では、花粉症を「その人まるごと」で見ていきます
陰陽堂では、花粉症の症状だけでなく、
「その人の生活」や「体質」そのものを丁寧に診ていきます。
はり治療だけでなく、呼吸や姿勢のアドバイス、食養生のアドバイスまで、
日々の暮らしの中でできることを一緒に探していきます。
「毎年つらいけど、もう仕方ない」とあきらめる前に、
体の中から整える選択肢を、ぜひ知っていただけたら嬉しいです☺️
◆ まとめ:あなたの花粉症、“どこから来てる”と思いますか?
花粉症は「外から来たものに反応している体の声」。
薬で抑えるだけでなく、内側の“めぐり”や“土台”を整えることが、本当の改善につながるかもしれません。
「私のタイプはどれかな?」
「何を見直せばいいんだろう?」
そう感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの花粉症対策、東洋医学がきっとお手伝いできます。
花粉症の治療をしているけどイマイチ効果が感じられない方
同じような花粉症の症状やったとしても、東洋医学的な視点から見ると原因が違うわけなんですね。
もし、自分がどんな体質なんやろか?と気になる方は気軽に相談くださいね。
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
〒518-0718 三重県名張市東町1882-1エリートハイツ伊賀1F
駐車場あり/完全予約制
▶ ご予約は[LINE]または[WEB予約]から
名張市・伊賀市・津市・宇陀市など三重県内・外から多くの方が来院されています。