「嫌われたくなくて、つい合わせてしまう」
「本当は違うけど、“うん”って言っちゃう」
「なんでいつも自分ばっかり我慢してるんやろ…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
今日は、「つい相手に合わせてしまう自分」を客観的にみられるように
心の“我慢ぐせ”や“気の張りすぎ”が、体にどう影響しているのかを一緒に見ていきましょう。
◆ 相手に合わせる=「気を使う」はエネルギーを消耗すること
東洋医学では、「気(き)」は体を動かすエネルギーのようなもの。
考える・話す・気を配る…といった『目には見えない労力』も、すべて「気を使って行っている」と考えます。
つまり、「気を使いすぎる=気を消耗する」ということ。
これはイメージがつきやすいのではないでしょうか?
ずっと誰かに合わせて、気を張って、がんばっていると、
知らないうちにエネルギーが足りなくなって、
- 眠りが浅くなる
- 胃がキリキリする
- ずっと疲れが抜けない
- 自分の気持ちがわからなくなる
…といったサインが、体にあらわれてきます。
眠れば回復するのでは?と思うかもしれませんが眠るのにもある程度、気力が必要なんです。
この話はまたの機会に・・・
◆ 東洋医学で見る「自分を後回しにするタイプ」の傾向
東洋医学には「肝(かん)」と呼ばれる、
感情のバランスをとってくれる大切な役割があるんです。
緊張したり、怒りをため込んだりすると、この肝(かん)の働きが乱れやすくなります。
この「肝」は本来、気(き)や血(けつ)をスムーズに流すはたらきがあるのですが、
我慢が続いたり、言いたいことを言えない状況が続くと、
「肝気鬱結(かんきうっけつ)」=気が詰まった状態になりやすくなります。
こんな症状、思い当たりませんか?
- ため息が多い
- 生理前になるとイライラ or 落ち込む
- 寝つきが悪い・夢が多い
- 胸やお腹がつかえる感じがする
- 緊張するとお腹が痛くなる
これらはすべて、「肝の巡り」がうまくいっていないサインかもしれません。
◆ 自分の「軸」を取り戻すためにできること
「もう少し自分を大事にしたい」
そう思ったときに、試してほしいセルフケアを紹介します。
☑ 胸をひらくストレッチ
肋骨のまわりをやわらかく動かすと、「肝」の巡りが整いやすくなります。
深呼吸と一緒にゆっくり伸ばしてみてください。
※赤ちゃんの呼吸のように胸やお腹がふくらんだり、へこんだりするように意識してみて
☑ 香りの力をかりる
柑橘系(ゆず・みかん・グレープフルーツなど)の香りは、
肝の巡りをゆるめる効果があると言われています。
※いわゆる酸っぱい香りが効果的かもしれません
☑ 自分の気持ちを書き出してみる
「本当はどうしたかった?」
ノートやスマホにそのまま書いて、ビリッと破る or 削除してもOK。
“出す”ことで、少しずつ心の流れが戻ってきます。
※これはストレスを解消する!みたいな本などによく書かれている方法ですよね!東洋医学的にみても
この吐き出すという行為はこの症状の方にはオススメですよ。
◆ 陰陽堂では“心と体”の両面からサポートしています
陰陽堂では、ただの肩こりや疲労としてではなく、
「今のココロの状態」もふくめて東洋医学の視点でていねいに見ていきます。
はり治療や整体で巡りを整えながら、
呼吸・姿勢・運動療法(ピラティス)で「自分軸」を取り戻していくお手伝いもしています。
「自分を後回しにしがち」
「まわりに気を使いすぎて疲れてしまう」
そんなあなたにこそ、ぜひ知ってほしい“整え方”をアドバイスさせていただきます☺️
◆ まとめ:やさしさは、ときに自分を削ってしまうこともある
人にやさしくできるあなたは、すごく素敵です。
でも、そのやさしさが自分をすり減らすものになってしまったら、ちょっと立ち止まってみてほしい。
自分のことを、ちゃんと感じてあげる。
自分の内側にある気持ちにも、「うん、わかるよ」って言ってあげる。
その積み重ねが、きっと体も心も軽くしてくれます。
まずは自分を受け入れるのだよ。そうすれば相手のことが気にならなくなってくる。そういうもんだよ。
相手に合わせてばかりで自分の気持ちを押し殺していると感じる方
まず第一に考えるのは、家族でもなく、友人でもなく、仕事の仲間でもなく自分のことですよ。
あなたが自分に優しく気楽に過ごせるようになると不思議と周りも変わってくるんだよ。
📍施術のご案内
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