東洋医学では「肌の悩み」も体の声として見ていきます。
「鏡を見るたびに、なんとなく顔の印象が変わってきた気がする…」
「最近、肌がくすんで見える」
「マスクを外したときのほうれい線にハッとした」
そんな“ちょっとした変化”に、ふと気づくことはありませんか?
シミやたるみといった肌のサインも、東洋医学では「体の中からのメッセージ」として捉えます。
今回は、東洋医学の視点から見るシミ・たるみの原因と、
おうちでも取り入れられるセルフケアをお届けします✨
🌿 シミ・たるみの原因は、“内側の弱り”かも?
東洋医学では、シミやたるみをただの老化現象とは見ません。
肌は「血(けつ)」や「気(き)」の状態を映し出す鏡。
そして、皮膚は肺(はい)・脾(ひ)・腎(じん)といった内臓の働きとも深くつながっていると考えられています。
特に多いのは、こんなタイプ👇
🌿「血(けつ)」が足りない・巡っていないタイプ(血虚(けっきょ)・瘀血(おけつ))
- 顔色がくすみがち、唇の色も薄い
- 生理の量が少なめ or 遅れる
- 目の下にクマができやすい
→ 体の中の血が不足したり、巡りが滞っていると、
肌に栄養が届かず、ハリやツヤがなくなっていきます。
シミやたるみだけでなく、乾燥・くすみが気になる方もこのタイプかな?と僕は考えます。
🌿「腎(じん)」が弱っているタイプ(腎虚)
- 下半身が冷えやすい・疲れやすい
- 白髪や抜け毛が気になる
- 足腰がだるく感じる
→ 腎は“老化と深く関係する”臓腑。
特に40代以降は、腎のエネルギーが自然と少しずつ減っていきます。
肌のハリを支える力が落ち、たるみやシワが出やすくなるのもこのタイプの特徴です。
🌿「脾(ひ)」の働きが落ちているタイプ(脾虚)
- 食後に眠くなる、食が細い
- 胃腸が弱く、便がゆるくなりやすい
- 水分がうまく巡らず、むくみやすい
→ 脾は食べたものから「気」や「血」を作る土台。
その働きが落ちると、肌の元気がなくなり、
たるみやフェイスラインのゆるみが出やすくなります。
僕の現場の感覚ですと、脾を整えるとフェイスラインが上がる人も多いです。
🏠 おうちでできる🌿やさしい肌ケア
シミ・たるみに悩んだとき、
いちばん大切なのは「隠す」ことではなく、「整える」ことやと僕は思います✨
体の中から肌を育てるためのセルフケアを、今日から少しずつはじめてみましょう。
🔹 夜はしっかり眠る(睡眠が“腎”の回復タイム)
→ 寝る前1時間はスマホや明るい照明を控えて、腎をしっかり休ませる
🔹 お腹・腰を冷やさない(血の巡りを助ける)
→ 腹巻やレッグウォーマーで温めて、冷えによる「瘀血(おけつ)」を防ぐ
僕は湯たんぽを使うようにしています。さすがに夏は使いませんが梅雨前ぐらいまでは
お腹を温めるのに使用したりしますよ。
🔹 よく噛んで食べる(“脾”を元気にする)
→ 胃腸が整うと、肌の元気も戻りやすくなります◎
昔からよく言うように腹八分目っていうのも良いケアの方法ではないかと思います。
🔹 やさしく顔をマッサージ(氣血の巡りUP)
→ ツボ押しもおすすめ:「迎香(げいこう)」「地倉(ちそう)」など
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🌼 陰陽堂では“肌の声”も大切にしています
陰陽堂では、肌の状態も体のバロメーターとして見ていきます。
「最近、顔が疲れて見える気がする」
「なんとなくハリがなくなってきた」
そんな違和感にも、体の奥からアプローチしていきます。
鍼灸では、血の巡りを促したり、腎や脾を補うことで、
自然な“内側からの美しさ”を引き出していくことを大切にしています。
必要に応じて、ピラティスなどで姿勢の改善も取り入れていきます✨
🌸 まとめ:シミやたるみは、カラダからのサイン
年齢を重ねると、肌に出る“変化”も増えてきます。
でも、それは体の声を聞きやすくなるチャンスでもあります。
「ただの老化」ではなく、
「ちょっと整えてあげたほうがいいよ」という体からの合図かもしれません。
東洋医学のやさしいアプローチで、
肌も心も、ふっくらとやわらかく整えていきませんか?😊
化粧水やクリームなどでケアよりもまずは自分のカラダの回復力を底上げしよう!
年齢とともに肌が変化してくるは当たりまえやけど、そのスピードを速めるのも遅らせるのも自分次第なんですよ。
📍施術のご案内
東洋医学知療院 陰陽堂(とうよういがくちりょういん いんようどう)
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